名古屋で治療院を得意とする税理士

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治療院の開業の流れ｜7.スタッフ募集

スタッフの技術力・接客力のレベルが治療院が成功・繁盛するかどうかの鍵を握っています。優秀な人材をどう見極め、どのように採用すればいいのか説明いたします。

優秀なスタッフを採用する方法

整骨院や鍼灸・マッサージ院、リラクゼーション店などの治療院はサービス業です。そのため、施術を提供するスタッフの質の良し悪しで、治療院の評判が決まるといっても過言ではありません。

院内のベット数や施術方法にもよりますが、施術スタッフはベット1～2台当たりに1名を配置します。

それでは、どうすれば、優秀なスタッフに来てもらえるか、採用方法を見てみましょう。

複数院の展開を考える

10数年前までは柔道整復師の養成設備の数も少なく、国家資格者の数が少なかったため、多店舗展開をしている事業者はほとんどいませんでした。

しかし、養成設備の増加にともない国家資格者の数も増加し、現在では多店舗展開している分院展開もめずらしくありません。

多店舗展開するうえで、一番重要なのは人材育成です。経営者の身体は1つしかありません。複数の治療院を順調に運営していくには、それぞれの治療院の運営を任せることができる分院長を育てなければいけません。

それには、スタッフがその治療院が魅力的な職場環境である必要があります。経営者は、求職を希望するスタッフが何を求めているのか（給与、人間関係、教育方針、将来性、休日、勤務時間など）を的確に把握し、その希望をどのように提供していき、またどのように職場環境を作っていくのかを具体的に考えておきましょう。

スタッフをどう雇うか考えよう

スタッフの雇用形態は、正社員やパート、アルバイトなど様々です。

スタッフをどのような雇用形態で雇うのかは、治療院の成長に関わるので戦略的に考える必要があります。人を雇うと人件費が発生し、雇用形態によっては、社会保険や手当てなどを負担する義務も生れます。その一方で、スタッフの働きやすさや金銭的な待遇にも配慮しないと、長い期間働いてもらえません。スタッフをどのような雇用形態で採用するかという選択を誤ると、スタッフの職場への不満を高め離職率が上がります。スタッフが育たず辞めてしまえば、治療院を大きく成長させることは困難です。

まずは、どのような雇用形態があるのか把握しましょう。

（1）正社員

会社と期間のない雇用契約を結んだ従業員で、フルタイムで勤務する雇用形態

（2）契約社員

労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている雇用形態

（3）派遣社員

人材派遣会社からの派遣によって派遣先で働く労働者。派遣先は派遣元にお金を支払う。

（4）パート社員・アルバイト

1週間の所定労働時間が、同じ店舗で雇用されている正社員と比べて短い雇用形態