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動物病院の開業の流れ｜7.スタッフ募集

スタッフの技術力・接客力のレベルが動物病院が成功・繁盛するかどうかの鍵を握っています。優秀な人材をどう見極め、どのように採用すればいいのか説明いたします。

スタッフを採用する方法

動物病院のスタッフ募集には求人媒体が多く使われます。その費用は決して安くはありません。個人店などが大きな費用をかけることは難しいでしょう。

それでは、どうすればスタッフに来てもらえるか、採用方法を見てみましょう。

良い人材と出会う

できるだけ求人媒体などに頼らないスタッフの集め方も考えておく必要があります。

1つのお店がよりよい人材と出会うチャンスは限られています。

一般的な動物病院は「スタッフが辞めたら募集しよう」とういスタンスですが、常に採用・募集のアンテナは張り巡らしておきましょう。

たとえば店内やホームページなど、費用のかからない範囲で、常に「働きたい人募集」と掲示しておけば、よりよい人材と巡り会えるチャンスは確実に増えます。

スタッフをどう雇うか考えよう

スタッフの雇用形態は、正社員やパート、アルバイトなど様々です。

スタッフをどのような雇用形態で雇うのかは、お店の成長に関わるので戦略的に考える必要があります。人を雇うと人件費が発生し、雇用形態によっては、社会保険や手当てなどを負担する義務も生れます。その一方で、スタッフの働きやすさや金銭的な待遇にも配慮しないと、長い期間働いてもらえません。スタッフをどのような雇用形態で採用するかという選択を誤ると、スタッフの職場への不満を高め離職率が上がります。スタッフが育たず辞めてしまえば、お店を大きく成長させることは困難です。

まずは、どのような雇用形態があるのか把握しましょう。

（1）正社員

会社と期間のない雇用契約を結んだ従業員で、フルタイムで勤務する雇用形態

（2）契約社員

労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている雇用形態

（3）派遣社員

人材派遣会社からの派遣によって派遣先で働く労働者。派遣先は派遣元にお金を支払う。

（4）パート社員・アルバイト

1週間の所定労働時間が、同じ店舗で雇用されている正社員と比べて短い雇用形態